[花の名前]カエンタケ
[身長]192㎝(+ツノの長さ20㎝)[属性]攻め
[住んでいる地区]ゲフト地区
[容姿]
赤とオレンジの混じり合う髪に白のインナーカラー。長さがあり毛量も多いその髪はウェーブがかかり、時々くるんと跳ねていて外側は色も相まって炎のよう。そのままだったりシンプルに一つに結んでいたり。反転目で前髪で隠れ気味の右目が白、左目が赤の瞳。胸元だけを覆う黒いインナーに、前が殆ど全開の赤い和服、袴なんかではなく黒い長ズボンを合わせている。所々露出した素肌には炎のタトゥーのような模様のようなものがあり、時折体の節々に包帯。頭から生えた二本のツノは本物のカエンタケそのものなので、不用意に触るのは危険。
[性格]
おおざっぱで適当な男。口も悪く乱暴で粗雑。のわりに案外愉快、ついでに案外冷静な奴。こんなんでもカリスマ性をどこからか感じるような気がする。言って通じない相手には「仕置き」と言いながら軽率に手をあげるが、精々デコピンやちょっと抓ったり程度で加減はしているし、なんだかんだ世話を焼くことも。他の五冠花を相手にするとド下手くそな敬語を使う姿が見られるものの、態度そのものはあまり変わらない。
[備考]
ゲフト地区の五冠花、住民たちには「なんかやるなら自分に見えない、バレないところで」「気付けば絶対殴り(という名のデコピン)に行くからそれを覚悟の上で」と言い自由にさせている。そして勘が鋭いのか運がいいのか知らないが、何故だか確実に見つけ出して宣言通り仕置きをする。いい加減なのかちゃんとしているのか、果たしてどっちだろうか。別名…でもない名称だが、この炎感満載な名前よりは「ポドストロマ」と呼ばれる方が好き。ただ別に容姿も含めて炎感がコンプレックスという訳でもなく、そこまで気にしないけど浮きはするよねという感じ。彼のあらゆる体液は猛毒であり、自分で自分の毒が効いてしまっているのか或いは最初からそういう体質なのか、周りより体温が多少高く発熱状態が彼にとっての平熱。まぁただの暑がりとも言えるかもしれない。武器を色々試行錯誤していた時期があるが、後述の能力とはどれも相性が悪く並大抵の武器では大体木っ端微塵に破壊してしまう為、近頃はステゴロに落ち着いた。パワーに偏りがちなだけでその他身体能力も良く、しかし強いて言うなら俊敏性が足りないかもしれない。鈍足パワー系。
[与えられた力]
彼の毒は内臓をあっという間に破壊し、授かった力はその者の外側からも悉く破壊を尽くすだろう。端的に言えば自分の力…まぁ筋力を強化するもの。周りには一切影響せず筋力のみが対象な為範囲は狭いが、代わりにその効果は絶大である。ある程度自分で加減を弄る事ができ、出力を上げれば上げる程ツノは伸び、段々と体の炎も動き出すという訳の分からない現象が起きる。本気になった彼に壊せないものは然程無いだろうが、同時に体が堅くなることはないので脳死で扱えば自分の体の方が耐えられず、攻撃と共に手やら足やら、最悪もっと広範囲が弾け飛ぶ。元々の再生力が低くはない為怪我をすること自体はそこまで気にしないが、大体一緒に環境を破壊する上に猛毒をばら撒くことにもなるので未だ最大出力にした試しがなく、彼自身も自分の本気がどれほどのものか分かっていない。
[SV]
「見て分からんか?五冠花サマだぞ。冗談冗談、自惚れすぎってカンジ?ポドストロマとお呼びィ~」
「ん?コレはマジガチで生まれつき、髪もそう。環境破壊の炎じゃなくて、闘志とか…恨みと怒りの炎ってコトにしてくんね?…隠せ?ヤだよ。暑いしィ」
「ハ~~イ馬鹿馬鹿馬鹿、やるならオレにバレないようにって言ったよなァ゛~?バチバチにバレてますゥ~。ハイ、歯ァ食いしばってェ。…次はバレんようにもっと頑張るよ~に!」
「アンタらになんか一割くらいの力しか…いやそこまでも出してねェ…な。出してないぞ。ピーピー言うな言うな、イヤならもうやんねェ方がいい、…それもイヤならオレを殴り返しても文句言われんくらいにデカい存在になってもらわねェと」
「エ、な、本日はお日柄もよく~…でもねぇですね、ココ。メチャ暗いです。あ~何の用でございましょうか、オレくんキチンとやってるんですケドですよぉ」
「別にアイツらやら外にどう思うかの思想まで強要したくはない。が。変なコトを実際に実行に移せばオレは五冠花としてやるべきコトをやるだけだよ」
「……ウン、まァ、オレは嫌いだけどね。どうにかこうにか人間だけを燃やせねェ~かな」