【花の名前】 綿
【身長】177cm 【属性】リバ
【住んでいる地区】 ベラノ地区
【容姿】
まず特筆すべきはその髪だ。綿という名前のイメージに違わず、羊のようにモコモコと腰まで伸びた白髪__を無理矢理ひとつに纏め、頭の高い位置でポニーテールにしている。ついでに長い簪をぐさりと挿して固定完了。前髪も後ろ髪同様に長く伸び放題であり、動いたり首を傾げたりするたびちらっととオレンジ色の片目が覗く程度。伏し目がちで下がり眉。服は和装を好み、着付けが楽な木綿の着流しや草履を着用していることが多い。着流しの色は季節によってコロコロ変わり、いつも大抵少しくすんだ色合いである。寒さに非常に弱い体質のため、地区外に出る際は足袋と黒い襟巻きが必要不可欠。たまにそれでも耐えられず白いムートンコートを着込んだり、本人自身がファーの塊みたいになっている。よく台車を引っ張ったり染料集めに険しい場所へ赴くお陰か、本人の性格はちゃらんぽらんにも関わらずそれなりに身体は引き締まっている。
【性格】
己ほど全てに寛容な植物はいないと公言して憚らない、気さくで気怠げな昼行灯。その言葉通り大抵何でもかんでも許してしまうが、それは優しさというより主に『大雑把』や『無関心』に起因している。手当り次第に何でもかんでも包み込むが、大してその中身は気にしていない様子。__とはいえ自分を慕ってくれる者や興味を持った物には親切にするし、面倒だなんだと言いながらこっそり世話を焼く事も。基本的に喜怒哀楽の喜楽のみで生きている男であり、大抵のことはゆるく笑みを浮かべてヘラヘラと軽薄にやり過ごしている。素で間抜けなのか忘れっぽいのか面倒くさいのか、ジーマ地区へ行商に出かける際にも薄着で外出してしまい、道端で死にかけていることがある。
【備考】
職業は木綿専門の仕立て屋さん、海から離れた場所にこじんまりとした店を構えている。髪が伸びるのが異様に早いため毎日髪を切る必要があり、切った髪はしばらく放置しておくとコットンボールと化すためそれを加工して売っている。商品が売れるのを見る度に「これが羊の気持ちか………」と思うとか思わないとか。好きな食べ物は木綿豆腐。横文字には少々疎く、学び直すのも面倒なため平仮名発音にしたり勝手に渾名をつけたりして凌いでいる。
【SV】
「 よう、俺は綿だ。……え?違う違う、内臓じゃなくて、ほら……あ〜、こっとんって言やァ分かるか? 」
「 う〜ん…そうだな、旦那にはこの色が似合うんじゃないか?ほら、一見地味な色だがこうして肌に当てると__お前さんの色白がよく映える。うんうん、これぞ木綿冥利に尽きるってもんだなァ。」
「 真綿で首を絞めるの実演?いいぜ、ほらギュ〜〜〜〜〜。(シンプルに首を絞めている)」
「 これが旦那のしたい事だってンなら止めねェよ。え〜…ほら、いいんじゃないか?行動力があるってのは褒められる事だ。それじゃあ終わったら起こしてくれー。 」