げっかびじん

月下美人

【花の名前】月下美人

【身長】178cm【属性】受寄リバ

【住んでいる地区】フラワー地区

【容姿】
見た目年齢は23,24歳ほど。外へ跳ねる癖の髪にオフホワイトからアイボリーまでの濃淡が入り混じった髪色。後ろは短く刈り上げ、前はセットをしないと目に掛かるほどの長さで彼から見て右に多く取って分けている。切れ長の眉にアーモンド形の双眸、空色の瞳から一見すると目つきが鋭く冷たい印象だが、笑うと柔らかい眼差しが見える。服装は黒くゆとりがあるスウェットに同色のスキニーパンツ、上から羽織る緑の生地のモッズコートは、白いファーがフードの縁を飾ったもの。靴は白基調のハイカットスニーカーで、コートやスウェットではなくパーカーを着る日もありカジュアルな服装が多い。アクセサリーは好まず、唯一、左耳に月のクレーターに似た凹凸のある銀のイヤーカフを着けている。

【性格】
軽やかで明るく、活気に溢れている。内面に自分への自信の無さを抱えているため自分より他人への興味が強く、相手との距離を常に測って自己開示には消極的。此方からは触れられるが、相手から触れられることは慣れない。人柄は良く他人思い。それと同時に平穏を望み、“月下美人”らしい艶やかさに欠け平凡であろうとする。それは振る舞いにも現れ、都合の悪いことは隠してのらりくらりと誤魔化しがちで周りが楽しそうならそれで良い。所謂、黙っていれば美人。

【備考】
彼の種族は遠い昔に人間に襲われ、年に1,2回の開化期に漂う芳醇な香りを目当てに観賞用として飼われていた。その仄暗い過去を彼は噂として伝え聞いており、姿形も知らない“にんげん”のことは一応頭の片隅に入れている程度。それよりも月下美人の名にそぐわない容姿を気にしている。色の混じった髪色に青い瞳が好きになれず衣服のフードがお守り代わりで、人気の無い夜の散歩が趣味。開花日に漂わせる甘い香りも自分には不釣り合いな気がして、時期が近くなるにつれて濃くなる香りに合わせ自宅に籠りがちになる。だが“月下美人”のことは嫌いになれず、同種から送られた月を模したイヤーカフを大事に身に着けている。

【SV】
「俺は月下、月下で良い。…それより、俺はあんたの話が聞きたいな!」

「あぁそれについては謝るよ、ごめん。あんたのためだったんだけど……間違えたか。」

「あんたも散歩か……え、ま、迷子?あー…住んでる地区は言えるか?」